相続登記とは?
2026/10/15
相続登記とは?
相続登記とは、亡くなった方が所有していた土地や建物について、相続によって所有権を取得した人へ名義を変更するための登記手続です!
例えば、お父様が土地と建物を所有していて亡くなり、その不動産を相続人である長男が取得することになった場合、登記簿上の所有者をお父様から長男へ変更する手続が相続登記です📚
相続登記は、対象となる不動産を管轄する法務局へ申請します。
いつまでに相続登記をすればいい?
ここが最も重要なポイントです💡
不動産を相続した場合、原則として、
「自己のために相続の開始があったことを知り、かつ、その不動産の所有権を取得したことを知った日から3年以内」
に相続登記を申請する必要があります。
これは不動産登記法第76条の2第1項に定められています。
また、遺産分割によって不動産を取得した場合には、遺産分割が成立した日から3年以内に、その内容に基づく登記を申請する必要があります☝️
「親が亡くなった日から必ず3年」という単純なルールではないため、ご自身のケースでいつまでに申請する必要があるのかを確認することが大切です。
「昔の相続だから関係ない」は要注意
「相続登記が義務化されたのは2024年からだから、それより前に亡くなった親の不動産は関係ない」
というわけではありません!
令和6年4月1日より前に発生した相続についても、相続登記がされていない不動産は義務化の対象となります🙏
そして、過去の相続については原則として、令和9年(2027年)3月31日までに相続登記をする必要があります。
もし3年以内に遺産分割がまとまらなかったら?
「相続人同士の話し合いがなかなかまとまらない」
「誰が不動産を取得するのか決まっていない」
このような場合に設けられたのが、相続人申告登記です。
相続人申告登記は、相続登記の申請義務を簡易な方法で履行できるように設けられた制度です📖
相続人であることなどを法務局の登記官に申し出ることで、一定の要件のもと、相続登記の申請義務を履行したものとみなされます。
しかも、相続人のうちの一人が単独で申し出ることもできます。登録免許税もかかりません🙅🏻♀️
ただし、相続人申告登記をしただけで、通常の相続登記が完了するわけではありません。
例えば、その後に遺産分割協議が成立し、特定の相続人が不動産を取得した場合には、その遺産分割の内容に基づく登記を改めて申請する必要があります。
また、相続人申告登記だけでは、不動産を売却したり、抵当権を設定したりするための通常の相続登記の代わりにはなりません!
相続登記を放置するとどうなる?
正当な理由がないにもかかわらず、法律上の申請義務がある相続登記を期限内に申請しなかった場合、10万円以下の過料の対象となる可能性があります😭
ただし、期限を過ぎたら直ちに自動的に過料が発生するという仕組みではなく、正当な理由の有無などが考慮されます。
「相続した不動産がどこにあるか分からない」という方へ
相続の手続を進めようとして、
「亡くなった親がどんな不動産を所有していたのか分からない」
というケースもあります。
このような場合には、2026年2月に施行された所有不動産記録証明制度によって、一定の条件のもと、本人が所有権の登記名義人となっている不動産を一覧的に確認できる仕組みが設けられています✨️
相続財産の把握についても、こうした新しい制度が利用できるようになっています。
相続登記は「まだ先」ではなく、早めの確認がおすすめです
特に、何年も相続登記をしていない不動産では、相続人がさらに亡くなって「数次相続」になっているなど、手続が複雑になっている場合があります。
また、「実家はもう誰も住んでいない」「山林や田畑なので売る予定がない」といった場合でも、相続登記の義務化の対象となることがあります。
「使っていない土地だから」「価値がない土地だから」という理由だけで、相続登記をしなくてもよいわけではありません。
もし、
• 親や祖父母名義の土地・建物が残っている
• 何年も相続登記をしていない
• 相続した不動産がどこにあるのか分からない
• 相続人が多く、話し合いが進んでいない
• 過去の相続について、今から登記できるのか分からない
という場合は、まず現在の状況を確認することをおすすめします🙏
相続登記は、時間が経ってから手続を始めると、相続人の調査や必要書類の収集に時間がかかることがあります。
例えば前所有者が未登記物件を所有していた場合はどこで探すのか、もしくは
戸籍の収集も現在の戸籍1枚でいいのか、その方の生まれてから死亡までの総ての戸籍が必要か、等 ケースによって手続きは様々です。
ご連絡いただくのは「うちの場合は相続登記が必要なのかな?」という段階でも構いません!
当事務所では、相続関係や不動産の状況を確認し、お客様のケースに応じた相続登記の手続についてご案内しています。
相続登記について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください✨️

